◇導入、調査へ
 下関市はバイクのナンバープレートについて、地元ゆかりの品などをモチ
ーフにした独自の形を導入しようと調査、研究を進める。7月には松山市が
、地元が舞台の小説「坂の上の雲」にちなんだ雲の形のプレートを交付し
始めた。下関で導入される場合、名物のフグやクジラがモチーフとして選ば
れる可能性もある。
 下関市資産税課によると、バイクのナンバープレートは、市町村が製作
、交付する。形状は長方形か、長方形の上辺の両角をカットした六角形だ
が、総務省などと協議し、異なる形を導入することも可能だ。
 従来と異なる形のナンバープレートを導入する場合、作製料は現行の1
枚90円から140円程度への値上げが見込まれる。新型を導入しても
、従来型の交付は続ける。
 同課は「市民の合意と関係省庁との協議が済めば導入は可能」としてい
る。モチーフは地域振興、観光振興といった導入の目的にかなうものを検
討する必要がある。
 松山市は7月2日、「雲をイメージした形」を導入。同市市民税課によ
ると、松山が舞台の司馬遼太郎の小説にちなんだ。雲ナンバーは「女性
に圧倒的な人気」で、男性には「従来型と半々の人気」という。従来型か
らの切り替えも受け付けており、現在約2300台の雲ナンバーが走って
いる。【福島祥】
〔下関版〕
奈良県橿原市の妊婦(38)が同県と大阪府の計9病院に搬送を断られ
て死産した問題と同様、大阪市でも06年7月、産気づいた妊婦が19
病院に受け入れを断られていたことが7日、分かった。妊婦は、かかりつ
けの産科がなく、搬送先を探している最中に自宅で出産。母体と新生児は
20カ所目の同府内の病院に運ばれ、母子の命に別条はなかった。
 通常のお産では、妊婦は健診のため産科に通い、陣痛が始まった時に
運ばれる医療機関は決まっている。橿原市のケースでも妊婦は産科にかか
っておらず、消防が受け入れ病院を探した。
 大阪市消防局によると、今回の妊婦は30代。昨年7月24日夜、陣
痛が始まり、午後8時11分ごろ、119番通報した。救急隊が駆けつ
けたが、かかりつけの病院がなかったため、その場で待機し、府内の病院
に次々と受け入れを求めた。しかし、19病院に断られた。
 その間、妊婦は救急車内で待機したが、トイレに行くため自宅に戻った
際に出産してしまったという。医師や助産師はおらず、救急隊員が介助した
という。その後、搬送を受け入れる病院が見つかり、午後10時12分に
自宅を出発。16分後に病院に到着した。
 同消防局によると、昨年1年間で産科に搬送されたのは2673人。
このうち、かかりつけ病院など搬送先が決まっておらず、119番通報後
、受け入れ病院を探したケースは135件あった。同消防局は「約9割は
1~3回の依頼で受け入れ先は見つかり、平均すると2・3回。19件も
断られたのは特異なケース」と話している。【根本毅】
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