自民党総裁選に立候補している福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長は2
0日、それぞれ毎日新聞などのインタビューに応じた。福田氏は、自民党
が参院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ10年の憲法改正の発
議に関して「発議できるような状況にあるかというのが大前提だ」と述べ、
参院の与野党逆転を踏まえ、慎重に判断する考えを示した。

 インド洋での海上自衛隊の給油活動を含む対テロ作戦への謝意が国連安
全保障理事会が採択した決議に盛り込まれたことについて、福田氏は「期待
が表明された。予定通り活動を継続できるようにしたい」と語り、野党に理解
を求めていく考えを改めて示した。

 また福田氏は、国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒
字化をめぐり、公明党から政府の目標年次(11年度)を先延ばしすべきだ
との意見が出ていることについて「達成に最大限努力するのは当然だ。先に
延びることは一切考えていない」と述べた。

 一方、麻生氏は先に表明した消費税率の1%引き上げに関して「(税率引
き上げで)景気がもう一回悪くなるなら、国民はそれを望まない」と語り、基
礎年金の国庫負担割合の引き上げに合わせ、08年度税制改正で消費税率
を引き上げるのは時期尚早との認識をにじませた。【川上克己、竹島一登】

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