水滴幼幼園

　調べでは、川崎容疑者は１５日午後６時ごろ～１６日午前７時５０分ごろまでの間、三浦
さん方で三浦さんと孫娘２人の遺体を家屋内から自分のワンボックスカーに積み込み遺棄した疑
い。ワンボックスカー内には血痕が見つかり、鑑定を進めている。

　川崎容疑者が「捨てた」とする３人の遺体や三浦さんの携帯電話、自転車を捜索するため、２７日、川崎容疑者を立ち会わせ、瀬戸内海に近い坂出市北部の高台・五色台を捜索したが、いずれも見つからなかった。２８日午前９時から捜索を再開する。

　川崎容疑者は三浦さんの亡妹の夫。捜査本部は、三浦さん宅には財布が残されるなど強盗の可能性は低く、交友関係のトラブルなどを中心に捜査。川崎容疑者に三浦さんとの間で金銭を巡るトラブルがあったとの情報があり、２７日に本格的な事情聴取をした。捜査本部は、金銭トラブルに起因するえん恨の可能性があるとみて動機などを詳しく調べる。

　一方、ともに連れ去られた三浦さんの孫で、三浦さんの隣に住む無職、山下清さん（４３）の長女茜ちゃん（５）と次女彩菜ちゃん（３）姉妹は、事件発生の前日、たまたま三浦さん方に泊まっていた。川崎容疑者は、三浦さんだけを殺害するつもりだったが、「子どもに騒がれたので殺した」などとも供述している。

　姉妹は１５日午後６時ごろ、三浦さん方に泊まりに行ったが、翌１６日午前７時５０分ごろ、母佐智子さん（３４）が迎えに行ったときには３人の姿が消えていた。寝室の床やベッド、玄関、浴室などには血痕が残され、三浦さんの携帯電話や靴、自転車がなくなっていた。県警は事件発覚から２日後の１８日、坂出署に捜査本部を設置し捜査していた。