神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)の外科医長ら医師2人が
、乳がん患者48人に対し、同意書を得ずに、通常とは異なる方法で抗がん剤
を使う臨床試験を行っていたことが分かった。重い副作用などの事故はないとい
うが、厚生労働省の倫理規定に反しており、市は医師を処分する方針。

 市によると、外科医長と元医長(既に退職)の2人は04年2月、乳がん
患者の手術前に4種類の抗がん剤を投与する「術前化学療法」で、標準的
方法とは順番を変えて投与し効果を見る臨床試験を開始。05年10月まで
の間に医長は30人、元医長は19人に実施した。

 厚労省の指針で、臨床試験に際しては患者に危険性などを説明し、文書で
同意を得る必要がある。2人は病院の管理部長会に提出した実施計画書でも
、が、元医長が患者1人から同意
書を得ていただけだった。

 今年6月に市が関係書類の情報公開請求を受け、同意書がないことが発
覚。内部調査に対し、医長は「患者に口頭で説明したが、文書での説明は
時間がかかるので省略した。同意書を取るべきだった」と不備を認めている
という。同病院は今後、他の医師の臨床試験でも同様の事例がないか調べ
る。

 菊池晴彦院長は「指導監督の不行き届きで手続きが不適切であったこと
について心からおわびします。再発防止を徹底して信頼回復に努力したい」
とのコメントを出した。【内田幸一】【ワシントン和田浩明】宇宙飛行士が
打ち上げ直前に大量の酒を飲み、少なくとも2回は酔って任務に支障が出る
可能性がある状態で飛行していたことが、米航空宇宙局(NASA)が外
部専門家に委託した調査で判明した。米航空宇宙業界誌「エビエーション・
ウィーク」(電子版)が26日報じた。

 2月に女性宇宙飛行士(当時)が誘拐未遂容疑などで逮捕されたことを
受け、飛行士の健康状態などに関する調査で判明した。

 飲酒飛行士の氏名や打ち上げ時期、機体などは不明。医務官や同僚
飛行士が、酒酔い状態がひどく「飛行の安全が脅かされかねない」と警
告したが、打ち上げが強行されたと報告書は指摘。NASAは打ち上げ
12時間前からアルコール摂取を禁じているが、複数の飛行士が禁止時
間帯に「大量の飲酒」をしていたことも判明したという。

 一方、AP通信によると、来月7日打ち上げ予定のスペースシャトル
「エンデバー」で日本も参加する国際宇宙ステーション(ISS)に運
搬されるコンピューターが損壊されていたことも明らかになった。契約業
者の職員が意図的に破壊したとの疑いが出ている。

 NASAによると、コンピューターはISS構造体にかかる圧力などを
測定するため新規に設置するもので、NASAはステーションの運用や
乗員の安全に影響はないと説明している。

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