気象庁が発令した津波注意報を受け、神奈川県藤沢市は17日未明、誤って
東海地震の注意情報を防災行政無線で流した。山本捷雄市長自身の声を録音
した「東海地震注意情報が発表されました」との内容で、35分後に訂正放
送された。市などには、400件を超える苦情の電話が殺到した。
 同市災害対策課によると、17日午前1時10分ごろ、防災行政無線を通
じ、市内全域247カ所にあるスピーカーで、「市民の皆さん、私は市長の
山本捷雄です」で始まり、「東海地震注意情報が発表されました」などという
内容が放送された。担当の職員が、津波と東海地震の注意情報が録音された
ボタンを押し間違えたことが原因で、途中で職員が気づき停止。5分後に津波
情報を流し、同1時45分に訂正放送をした。
 同市などには、市民から「東海地震がくるのか」「夜中にけしからん」など
午前10時半現在で433件の苦情などが寄せられた。市では、防災無線で
流すテープ音声のうち、東海地震に関する情報だけは重大性を考慮して、山本
市長自身の声で吹き込んでいるという。【堀智行、山田研】 
今年度中に改定が予定される小中高校の学習指導要領について、中央教育審
議会(文部科学相の諮問機関)は16日、基本方針を「ゆとり教育」から「
確かな学力の向上」に転換した上で、自分の考えを文章や言葉で表現する「
言語力」を全教科で育成していく方針を固めた。

 国際学力調査で低下していることが明らかになった文章表現力や思考力を向
上させる狙いがある。中教審は今後、各教科ごとに言語力の具体的な育成方策
をまとめる方針だ。

 学習指導要領は、小中高校の授業で行う内容や時間数などを定めた国の基
準で、ほぼ10年に1回改定される。現行の指導要領は、学校5日制の完全
実施など、学習内容を大幅に削減した「ゆとり教育」が柱で、小中学校は20
02年度から、高校は03年度から施行されていた。
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